Gil Hedley博士のYoutubeレクチャーシリーズ(閲覧無料)日本語字幕付き

Brachial Plexus – Respect Your Neck: Learn Integral Anatomy with Gil Hedley
Youtubeに直接アクセスし、CCから日本語字幕を選択して下さい。(閲覧注意)
このビデオレクチャーでは実際のご献体の解剖映像が使われていますので、苦手な方は避けて下さい。
ギル・ヘドレー先生は人体に関心を持ち、ロルファーの資格を取得されていますので、しばしばマニュアルセラピストの視点から解剖学を説明して下さいます。
このビデオレクチャーをごらんになる前に、ヘドレー先生独特の言葉の使い方を少し説明したいと思います。先生は解剖学者であると同時に、詩人、哲学者でもありますので、詩的な用語を使って解剖学をわかりやすく説明して下さることがしばしばあります。
タマネギ+樹モデル
先生は人体を説明する時に、Onion-Tree Modelというコンセプトを使われます。これは人体がタマネギのように層になっており、先生の解剖実習では、この層(レイヤー)をひとつの全体的構造として一枚一枚剖出していくという過程が行われます。
しかし、タマネギの層には中心から樹木のように神経、血管、リンパ管等が表面まで伸びています。先生はタマネギの層と枝を伸ばす樹木の両方のイメージを組み合わせたコンセプトで人体を説明しています。
このビデオレクチャーでは先生は「心臓の樹」(Heart Tree)、「神経の樹」(Nerve Tree)という言葉を使用して、神経血管系の道筋を説明しています。
頸部の施術をするときに
頸部の話しをするときに、ヘドレー先生はまず腕に注意を向けるように促されます。神経という「樹」の枝、血管という心臓の「樹」の枝は指先まで伸びています。腕には正中神経、尺骨神経、橈骨動脈と尺骨動脈が通っていますね。ビデオではこれらの神経血管がきれいに剖出されており、これを上(近位)にたどっていくことで、神経血管系がずっとつながっていることを肌で理解してもらえるようにしています。神経をさらにさかのぼって行くと、有名な腕神経叢に達します。
複雑な腕神経叢の名前を覚える必要は今はありません。心臓の「樹」と神経の「樹」が枝分かれする様子に気づき、どのような道筋をたどっているかを観察してください。
小胸筋の下、大胸筋の下、鎖骨の下を通っていますね。これらの神経血管の枝は頸部から枝分かれしています。つまり、あなた腕は首から始まっているのです。
神経の樹の大きな枝が頸椎からでています。その側には太い動脈と動脈が通っています。腕神経叢の束は前斜角筋と中斜角筋の間から出てきます。
前斜角筋の近くには頸静脈、迷走神経、頸動脈が通っています。すべて首の外側を通っていて、指先を当てれば簡単に感じることができます。
ボディワーカーの方はクライアントが「首が凝っている」と訴えると、「じゃあ首をほぐしましょう」と力を入れることはありませんか。その前に、これらの重要な神経や血管がそこを通っていることを意識し、配慮することが必要です。
