コロラド州のInstitute for Anatomical Researchで2024年5月6日から実施されているGil Hedley先生の統合解剖学6日間の解剖実習ワークショップの4日目は、筋の展開(reflect)と、腹膜を切開し、腹腔内の内臓の観察、肋骨前面を切除して胸郭内の内臓の観察を行いました。
腹膜を切開する前に、腹筋の構造についての詳細な説明がありました。腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹直筋のファシアの層の構造と腹膜の関係は複雑です。
参加者のなかにVisceral Manipulationを行うセラピストが複数いましたが、開腹して腹腔内の内臓を見ると、必ずといっていいほどショックを受けます。内臓の位置は個人個人で大きく異なり、解剖図の通りのご献体はほとんど存在しません。
Running the bowel という手法で、手で直腸からS字結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸とたどっていきます。ご献体「キング」のS字結腸は極端に長いことがわかりました。さらに、小腸をたどると、胃に近づいたところでY字に小腸が分かれていました。胃と十二指腸の間に何らかの問題があったため、膵臓から膵液を得る乳頭部を温存し、別の部分を胃につないだのではないかと思われます。

解剖の詳細はHedley先生の統合解剖学Youtubeビデオをごらん下さい。このビデオは20年前のものですが、基本は同じです。
Integral Anatomy, V2 pt2: Deep Fascia and Muscle: Learn Integral Anatomy with Gil Hedley
Integral Anatomy V3 pt2: Cranial and Visceral Fasciae: Learn Integral Anatomy with Gil Hedley
日本語字幕つきです。
最新の解剖ビデオ(Anatomy from A to Z)はhttps://www.gilhedley.comから月額15ドルで会員登録することにより閲覧することができます。(こちらは英語のみです。)
(つづく)




