Gil Hedley博士のYoutubeレクチャーシリーズ(閲覧無料)日本語字幕付き

Vein and Artery: Learn Integral Anatomy with Gil Hedley
Youtubeに直接アクセスし、CCから日本語字幕を選択して下さい。(閲覧注意)
このビデオレクチャーでは実際のご献体の解剖映像が使われていますので、苦手な方は避けて下さい。
このビデオレクチャーでヘドレー先生は解剖プロジェクトのビデオ映像をシェアし、動脈と静脈の違いについてお話しして下さいます。テクスチャーの違いに注目して下さい。
動脈と静脈の違いは皆さんご存じだと思います。人体解剖図では通常動脈は赤、静脈は青で描かれています。
実際のご献体の解剖では、このように色分けされているわけではありません。 まず、神経血管束(neurvascular bundle)という概念を念頭に置く必要があります。神経・動脈・静脈はしばしば束になっており、その周囲を脂肪がクッションのように包んでいます。皮下脂肪層以外に体内に脂肪を見つけたときには、保護する必要のある大事な組織がその中にある可能性を考慮する必要があります。
最初に解剖実習に参加した時には、神経、動脈、静脈、(そして裂けたファシアが索状になったもの)の区別が付きませんでした。座学でそれぞれの役割は知っていても、現物を目の前にすると知識と現実が一致しなかったのです。
何度か解剖を繰り返すうちに、テクスチャーの違いが分かるようになりました。手で触れた時の触感や、引っ張ったときの張力の感じ、厚み等です。これは、バーチャル解剖では決して会得できない感覚でした。テクスチャーによる違いが分かれば、その違いはどのような役割の違いを反映したものかが理解できるようになります。
オノマトペで表現すると「動脈はボインボイン、静脈はフニャフニャでペランペラン、神経はピンピン筋っぽい」という感じでしょうか。
このビデオではご献体「キャプテン」の鼠径靱帯、縫工筋、長内転筋に囲まれた大腿三角が美しく剖出されています。神経血管系を取り巻く脂肪組織はすでに取り除かれているので、大腿神経、大腿動脈、大腿静脈をはっきりと見ることができます。
ついでですが、普段の解剖では「無視」される大腿を走る皮神経(cutaneous nerve)ですが、「キャプテン」の解剖プロジェクトは神経系の剖出を目的としていることから、きれいに残されているのを見て下さい。レアものの映像です。
クローズアップでは大腿動脈に血液を循環させる小さな動脈と静脈が見えます。動脈は筋線維でできており、それ自体に血液を供給する血管系が必要なのです。静脈にもありますが、小さすぎて肉眼解剖学では見ることはできません。
血管系や心臓中心のより詳細な映像は「解剖学AからZへ」コースの#16や、マーガレット解剖シリーズのコースの5日目などで詳しく学ぶことができます。これらはGilhedley.comサイトのエクスプローラーメンバーシップに含まれていますので、ぜひご覧ください。












